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家族の葬儀について
次に家族の葬儀を実際に行った人たちの観点からみることにしましょう。
回答者全体の4分の1の人は、この10年間に家族の葬儀を行ったことがあるそうです。
葬儀会場として自宅を用いた人と、自宅以外の会場を利用した人との割合は4対6となっています。
自宅を会場とした人たちの理由としては「自分の家から送りだしてあげたいので」(7割)という答えが群を抜いて多くみられました。
また自宅以外の会場を利用した人の9割は、民間・公営・寺院付属などの斎場を利用しています。
会場を外部に借りるのは「自宅がせまいから」「集合住宅だから」など住宅事情による理由が多くみられました。
自宅で亡くなる人が多かった時代には、葬儀は当然のように自宅で行われ、自宅から死出の旅立ちへと故人を送りだしてあげたものでした。
しかし、現在ではさまざまな事情から自宅以外の会場を借りることが多くなってきているようです。
また家族の葬儀を行うにあたり、葬祭業者を利用したいという人は9割以上にのぼりました。
葬祭業者を利用しなかった人は7.6%にすぎませんでした。
前章でも多少触れましたように、かっての葬儀は、地域社会の人びとが力を合わせて行うものであり、葬儀サービスに対する需要はそれほど多くはありませんでした。
しかし、現代社会においては、葬祭業者のサービスなしには葬儀を執行しえないことが理解されます。
葬祭業者の選択では、「互助会に入っていた」「友人・知人の紹介」「病院の紹介」「自分で探した」などさまざまな理由があげられています。
葬祭業者を利用した人のなかには、不快な思いをしたり、トラブルがあったと回答した人も多いと思います。
業者選びは、心のこもった葬儀を成功さっせるための重要なポイントになってきます。
家族の葬儀を実際に行うにあたって、「特にわからないことや迷ったことはなかった」と答えた人も4割ほどいますが、残りの6割の人は何らかの疑問や迷いがあったようです。
なかでも、葬儀の段取りや規模あるいは費用についての疑問が多くあげられています。
こうした場合には「配偶者・親・親族などに相談」したり「葬祭業者などに相談」することが多いようです。
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