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三人称の死、二人称の死、一人称の死
さて、わたしたちにとってお葬式とはどういうものでしょう。
「葬儀」という言葉を聞くと、親しかった友人の葬儀への参列を思い出す人、身内の人の葬儀を家族でやり遂げたのを思い出す人、あるいは自分の葬儀には「あの人たちに集まってもらってこんなふうにしてもらいたい」ということを考えている人など、様々な状況があるのでしょう。
これは「死」が「わたし」とどのような関係にあるかによって、そこでの葬儀と「わたし」の関係も異なっていることから生じてくる違いです。
わたしたちは一生の間に異なった形での「死」を経験します。
例えばそれは、近所の人が亡くなったという噂であったり、かけがえのない親や配偶者の死であったりします。
そして最後には死におもむいていく自分を意識することになります。
つまり大きく分類するならば、わたしたちは人生において3種類の死と向き合うことになります。
第一は、わたしたちとなんらかの関わりをもっているものの、生活を共にするような関係にはない人びとの死。
第二は、わたしたちの人生の一部となり、わたしたち自身と分かちがたく結びついた人の死。そして第三に自分自身の死。
これらをそれぞれ「三人称の死」、「二人称の死」、「一人称の死」と呼んだ哲学者がいます。
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